PERSON | 2008年11月13日 14:41 | 6 Comments
『はじめにシャツありき』相澤陽介(ホワイトマウンテニアリング デザイナー)

新進ブランドの中でも、抜きん出た実力を発揮するホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)。
そのデザイナーで、過去に輝かしい経歴を持ちながらも、面白くて辛口と知人の間でも大評判の相澤氏。
そんな彼の気になってるモノを中心に、いろいろ思うところについて伺ってきました。
評判通りの切れ味鋭いトークの中に光る、確固たる自信。モノ作りに興味がある人は是非ご一読を。
洋服=シャツ
— こうしてちゃんとお話を伺うのは初めてなので、人となりを伺いながらになると思いますが、よろしくお願いします。
ではまず、今おいくつなんですか?
相澤氏(以下敬称略):31歳です。
— ということは(昭和)52年生まれですよね。この業界だといそうであまりいないですよね、52年生まれって。
相澤:サスクワァッチの二人とか…。それ以外にほとんど知らないんですよね。あんまり興味のないところには、いそうですけど(笑)
— 最初から飛ばしますね(笑)
では、あらためて。一応「気になってるもの」という切り口なので、そのあたりの話からお伺いできますでしょうか?
相澤:はい。ストライプのシャツですね。
— そのストライプシャツを着だしたり、気になりだしたきっかけは何かありますか?
相澤:いつの間にか、っていう感じです。
— 以前に少し伺ったんですが、カットソーやスウェットの類いは一切着ないとおっしゃってましたよね? いつ頃からなんですか?
相澤:もう大分前からですね。ファッションに目覚めたときぐらいからです。
— では、その頃から全然着てもいないし、買ってもいない、と。
相澤:はい。ヴィンテージのスウェットなんかはまったく興味ないんですよ。
— となると、トップスはもうずっとシャツなんですね。その原体験って何かあるんですか?
相澤:なんなんですかね…。それこそ中学生ぐらいから洋服とか買い出すじゃないですか? それがもうシャツを買いに行く感じだったんですよ。洋服=シャツ、みたいな感じで。
— しかし僕らの世代ってTシャツ文化というか、スウェットやTシャツがまずありきな感じでしたよね。周りとのズレみたいな物は感じませんでしたか?
相澤:う〜ん、あんまり気にしなかったです。
— どんなシャツを買われていたんですか?
相澤:それこそ初めはブルックス(Brooks Brothers)とかを。渋谷と原宿に「アメリカン・ロゴ」っていうお店があったじゃないですか? そこで買ってたりしました。
— なるほど。生まれはどちらなんですか?
相澤:所沢です。で、高校が神田だったんですよ。だから学校帰りに渋谷・原宿あたりに寄って、買い物をして帰るという感じでした。
— その頃からシャツに傾倒していたんですね。
相澤:そうですね。だからなのか、ブランドをはじめるにしても、Tシャツみたいなカットソーからはじめる人が多いじゃないですか? でもオレはそういう感覚が全然なくて。
前に勤めていた会社(編集部注:世界的な国内某コレクションブランド)も基本的にシャツでしたし。
メンズで特定のブランドが好き、というのはあんまりなかったんですけど、やっぱりギャルソン・シャツ(Comme des Garçons SHIRT)はイイなぁって。
— 僕らの世代は、そのあたりが響きましたよね。
相澤:で、前の会社に入ってみたら、もう驚くぐらい生地があって。もう「下手な生地屋さんよりスゴいんじゃないか!?」っていうぐらいあるんですよ、スワッチから何から。それでイタリアモノとか、会社が浜松で作る生地とか含めて、だんだん違いが見えてきて。
売れないんですけど、ストライプのシャツって。でも、最近意地になってきてまして。
(一同笑)
相澤:「売れない」って営業から言われるんですけど、3タイプも作っちゃったりして。
— ストライプが好きになったのも、早い時期からなんでしょうか?
相澤:はい。もうホント、最初からストライプが好きですね。
— チェックのシャツには興味が無い感じですか?
相澤:そんなこともないですよ。チェックも好きではあるんですけど、やっぱりストライプかな。
ん〜、アレかもしれない。ウチの父親がトラッドな服が好きで、基本ジャケットにストライプのシャツだったんですよ。
— なるほど。お父さんも洋服関係の仕事をされていたんですか?
相澤:いえ、全然違います。でもすごい傾奇者(かぶきもの)で。
— その血がうまく伝わっている、と(笑)
相澤:どうですかね(笑)
次のページは『ファッションデザイナーを志すまで』です。
PROFILE
相澤 陽介(あいざわ ようすけ)
某コレクションブランドにて5年間企画を勤める。2006年にホワイトマウンテニアリングの立ち上げに参画し、現在に至る。1977年生まれ。
http://www.whitemountaineering.com/
6 Comments
まだまだこういうデザイナーはいたんですね(笑)うれしくもあり、悲しくも...(笑)
[...] 岡部:うちの子が4ヶ月のころから連れて行ってて(笑)さすがに寝てるだけだったんだけど。そのとき相澤(編集部注:ホワイトマウンテニリアリング デザイナーの相澤陽介氏)とかも一緒だったんだけどさ。相澤んとこも子供が出来たからいつか一緒に行きたいよなって思ったりして…。やはり家族が出来るとセカンドステップの楽しみ方になってくるよな。 [...]
[...] 本人がインタビューでも語っていたとおり、アウトドアギアとしての色が濃いコレクション。 ファーストデリバリーとなったこのマウンテンパーカも、ゴアテックス(Gore-Tex)のなかで [...]
[...] また相澤氏が好むフェアアイルっぽい柄を随所に取り入れたり、チェックやカモフラなどを効果的に使ったアイテムも数多く展開。 [...]
[...] 『はじめにシャツありき』相澤陽介(ホワイトマウンテニアリング デザイナー) 2008-11-13 14:41:38 | 4 Comments [...]
[...] 「やっぱり場所的にテーマは渋谷CAVEでしょ」という個人的に感涙もののコメントどおり、ダンスクラシックやヒップホップなどを縦横無尽に行き来するスタイルでガンガン盛り上げる高木さん。 後ろには某ブランドデザイナー氏や梶原御大、そして某有名サイトの管理人さんなどが。 [...]
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